鯣烏賊 / 第120話

登場人物などの紹介 その2

「ペラル」 身長:160 出身:ヨーロッパ 年齢:23 備考:作者のガバにより、口調が安定しなかった人。そのうち直すかも。 固有武装《オンリーウエポン》「|呪い、殺す者《カフナカウラ》」の使用者。 燃える宝石のような赤い目。 透き通るほどに白い肌。 氷の滝のように垂れ下がる、銀色とも白ともとれない長髪。 だれかに、似ている。 そんな感覚のないベロキは体感していないが、外から見ればかなりの美形で、スタイルも良い。 男性人気の高い容姿であるが、アルビノように全身が白いことから、怖く見られてしまい、なかなかお誘いがこない。 なお、本人は誘ってほしいと思っている。 ミクロの義妹。 両者の詳しい関係性は不明だが、互いに兄弟のように接している。 ベロキが試験から帰還したその日まで、誰の手も届かないほどに遠いところへ出張任務に出かけていた。 この出張はかなりの長期間に及んでいた。 ベロキが寝床をシロに襲われ、刑務所に入っていた頃にはすでに、その任務へと出かけていた。 細かいことは気にしない楽観的な性格と、本人は自称している。 大抵のことは笑って受け流せると主張しているが、彼女は心が狭いため、断じてそんなことはない。 彼女に勝手に引かれたアウトラインの線引きを超えてしまえば、みるみるうちに不機嫌になることだろう。 その一方で(?)後輩を可愛がる一面もある。 ベロキへ手とり足とり三心《サンシン》のことを教えたり、休憩中にラーメンへ誘ったりと、ヨコハマ滞在中にはかなり気をかけていた。 事務所に常駐していたころにも、リンにご飯を奢ったり、戦闘法を教えたりと、かなり熱心に後輩教育に当たっていた。 ヨコハマへの往路でベロキへ執拗に意地悪なことをしたのも、これから会うステゴの機嫌がよくなり、結果的にはベロキへリターンが帰ってくるだろうという目論見があったからである。 搦手の権化のような固有武装《オンリーウエポン》をもつことから予想できるとおり、相手の足止め及び行動阻害などを中心とした戦い方をする。 小型〜中型程度の相手であれば、彼女ひとりではめ殺しのような戦闘を展開することが可能。 これほどに妨害性能に特化した武装はなかなかないため、彼女が世間に知られれば、より多忙になることだろう。 しかしその一方、"自分の体躯を大きく越える相手"との正面戦闘においては、めっぽう弱いと言わざるを得ない。 対怪獣戦において、ふたり以上で行動することが前提の戦闘スタイルとも言える。 しかし、総じて討伐者として優秀な人材である事実に、なんら変わりはない。 ----- 「オトズナ・ステゴ」 身長:145 出身:日本 年齢:75 漢字表記では、「音砂捨手児」 |過去の遺物《レガシーウエポン》「|潤いなきもの《イハスヒメノカミ》」の使用者。 もう黒色の抜けてしまった銀髪をもつ、縮んでしまった背丈の老人。 その目力には熟練のものを思わせる力があり、彼にあったものはもれなく、歴戦の老兵と相対したかのような気分にさせられる。 ミクロの実父であり、ペラルの義父。 親子関係は良好なようであるが、ミクロのもつ過剰なほどの隠し事が気になっている模様。 しかし、裏を疑っているというよりも、自身の子として心配している面が大きい。 なおこちらも、ペラルとの具体的な関係性は不明。 過去に妻とメイドを亡くしており、現在はムトゥガを含めた数人の使用人と生活している。 容姿とぶっきらぼうな態度から気難しく思われているが、根本的には思慮に溢れた人物であるため、近隣との関係も良好。 現在携わっている仕事柄、地域と関わることも多いため、ヨコハマの街の中では顔も知れている。 現在は周辺の怪獣討伐者のバックアップを担当する業務を主としており、ヨコハマを周辺に数百単位の顧客を抱えている。 彼らが補助金申請を初めとするペーパーワークを行っていることで、それらへの知見の浅いものでも、ヨコハマ周辺では戦闘だけを気にして活動を行える。 彼のおかげで、個人ひとりで事務所としての看板を持つことができている者がかなり多い。 その影響から、ヨコハマ周辺には実力の高い人物が多く集まる傾向にある。 上記の通り、根本的には温厚で思慮深い人物である。 美味しい食事と庭の手入れを好む、どこにでもいる老人ともとることができる。 しかし、戦闘が絡めば話は別。 本人は否定しているが、紛うことなき戦闘狂に分類される人物である。 それは、彼が衝動を抑えきれずに討伐活動を再開してしまったことにも、如実に現れているといえる。 無意識に戦闘を楽しんでいる節があるため、顕現させる必要のない土塊観音《ツチクレカンノン》をわざわざ実体化させたり、魂胆の見え透いた誘いにも乗ってしまう悪癖がある。 とくにこれらは、対人間の戦闘における彼の致命的な隙のひとつである。 言語がなければそれらの誘いに乗ることはないため、上記の悪癖が怪獣との戦闘において全面に出ることはなかなかない。 すでに前線を退いた身でありながら、「|過去の遺物《レガシーウエポン》」の所有を許されている。 それは、彼の長年培ってきた経験と勘をもととするあまりにも高い戦闘能力への信頼の証でもある。 身体能力は全盛期より半分以下に落ちているが、あまりにも巧みな砂の使い方から、彼の戦闘には身体能力を必要としない。 「土塊観音《ツチクレカンノン》」こそ、彼の技術の集大成である。 多量の砂をその場に留めて鋼鉄のように硬化させ、それを目視困難なほどに高速で振るうという超絶技巧は、評判がとても高い。 しかし、彼の真の技術のあらわれは、観音ほどの強度を持つ砂を瞬時に作り出して行う通常攻撃や、砂の挙動に自ら特殊なルールを課し、それを無意識下で行えるまでに訓練したオート防御行動にこそあると言えるだろう。 なお、英語が喋れる。 ----- 「ルテン・フォーザッツ・リーベ」 身長:180 出身:ドイツ 年齢:37 ステゴの一番弟子であり、ヨコハマにて怪獣討伐を行う人物。 W.M.S.F.所属ではなく、ステゴのバックアップのもと、個人で活動を行っている。 歳の近い日本人の妻と、12歳の子をもつ。 結婚の際に妻方の実家の意向から、「流天」の苗字を貰い受け、婿入りの形で籍を入れた。 本来の彼の苗字は「リーベ」である。 イカした顔面に整えられた茶髪を携えるイケオジ。 まるで翡翠のような緑色の目は、よく物珍しがられる。 しかしあまりにも日本に長く住んでいる影響で、見せる表情や態度は日本人そのもの。 何度も不倫関係を匂わせてくるような女性と相対してきたが、彼は愛妻家なので、その全てを蹴散らしている。 敬虔ではないもののキリスト教徒的思考を持つため、妻に操を立てることを大切にしている。 これには、母国にいた頃に「遊び」すぎて、重い人間関係のトラブルを引き起こしてしまったことが大きく関係している。 日本語と英語に加えて、母国語のドイツ語を自由自在に操るトリリンガル。 態度、物腰は非常に丁寧であり、たとえ年下の人間相手でさえ敬意を払ってコミュニケーションをとる。 敬語を外すのは息子のヴィレに対してのみ。 なんと、彼の妻にも外行のものと同じ態度をとるのだそう。 そのあたりにも、彼の神経質な性格が現れているのかもしれない。 しかし、ステゴの弟子というだけあり、こちらも血気盛んな戦闘狂。 紛うことなき戦闘中毒者であり、強い相手を打ち負かすことに志向の快楽を見出している....................。 が、それを決して表に見せることはない。 しかし、会話のなかでその片鱗を読み取ることが可能であり、ベロキは彼と会話する際、獲物に睨まれる小動物のような気分であった。 ツーハンデットブレイドという大剣を駆使した豪快な戦闘方法をとる。 固有武装《オンリーウエポン》などの特殊な武装は一切所持していないが、それでも基礎能力と総合した経験値は凄まじい。 こと怪獣討伐においては、攻撃能力意外のあらゆる点でベロキよりも勝っているといえる。 事実、ベロキが固有武装《オンリーウエポン》を使ってなお押され気味であったマリンヒュドラの猛攻を、彼は生身で完璧に受けきっている。 最期は、言いつけを守らずに戦場に現れた息子のヴィレをかばい、防御せずにヒュドラの攻撃へ被弾したことで死亡した。 享年37歳。 仮にあそこで死ぬことなく、ベロキとさらに関わり、仲良くなることができれば。 あるいは....................。 ----- 「ルテン・ヴィレ・リーベ」 身長:130 出身:日本 年齢:12 フォーザッツの息子。 彼をそのまま幼くしたような髪の毛と目を持つが、顔立ちは日本人そのもの。 お手本のようなハーフであり、ヴィレを紹介するときのフォーザッツの口癖は「将来はモテるから、悪い女に捕まらないよう教育しないと」である。 コミュニケーションが得意なタイプの人間ではなく、その上で英語を熱心に教育されたわけでもないので、ベロキとのコミュニケーションには苦戦していた。 根は"真っ直ぐでいい子"であり、まだ危ういほどの純粋さの片鱗をみせる。 将来は父のような人間になることを目標とするほどに、父への憧れが強い。 ヒュドラとの戦場に現れてしまった理由も、そこに起因している。 それが故に、間接的に父を殺してしまったことを深く悔やんでいるが、後ろ向きになってはならないという思いも抱えている。 きっとどこかで。 彼は頑張ってゆくのだろう。

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