ラノベ書きっぱ!

連載小説

私立探偵、異世界で白猫を追う 〜大正浪漫の帝都に、猫はいない〜

著者:

ジャンル
ファンタジー
話数
全3話
公開日
2026/7/22
最終更新
2026/7/22
  • 和風ファンタジー
  • ローファンタジー
  • ほのぼの
  • ギャグ
  • 笑える
  • 不思議
  • 一人称
  • 不器用
  • おじさん主人公
  • ハッピーエンド

作品紹介

依頼はいつも「ペット探し」。名探偵に憧れながらも、現実は迷子の猫や犬を追いかけるだけの毎日――私立探偵・空木宗助は、そんな冴えない日々にちょっとした矜持を持って生きていた。 ある夏の日、白猫を追って路地裏に迷い込んだ宗助と助手の初は、追い詰めたはずの白猫の目が不自然に光るのを目にする。次の瞬間、二人は見知らぬ草原に立っていた。 たどり着いたのは、和洋入り混じった大正の面影を残す不思議な東京。路面電車と旧式自動車が並走し、着物と洋装がすれ違う街――だがこの世界には、決定的に欠けているものがあった。猫が、どこにもいない。 猫科という分類は存在するのに、実物は一匹も見当たらない世界。そこで宗助は、優しい未亡人・萩原夫人の元に居候しながら、迷い込んだ白猫と、そして元の世界へ帰る手がかりを探すことになる。 猫のいない世界で、なぜあの白猫だけが、あの瞬間妙な光を目に宿していたのか。 探偵の勘が、ただの迷子探しでは終わらない何かを告げていた。