かんすい / 第1話

【知識のゆき】|本文

サクッザクッザクッ 雪は降ってきた 私の頭の上に 私は上に向き、カパッと口を開けた 雪が口の中に入った 、、、冷たい、、わな 少し立ってるだけで 頭の上に雪が降り積もる 受験勉強が行き詰まったから少し家を出てきた ほてった頭を冷やしてる 空から降ってくる無数の雪の動きを見てると、記憶が刺激されてくる 早く受験終わらないかなぁ 私、受かるかなぁ どれだけ勉強しても 試験を受けた、その後にしか答えがわからない問い 落ち着かない日々が続く 私の勉強した知識も、この雪のように頭に積もってくれてるのかな。積もった雪でさ、雪だるま作ったり、雪合戦したり、ええい!憧れのかまくら作っちゃうか! 苛立ち、焦り、熱意の暑さ 整理、集中、深呼吸の冷静さ 頭に積もる雪が私をちょうど良い体温にしてくれる 気持ちが 上がったり下がったり えーい、上等!それは波だ!波が来てるならサーフィンしてやる!乗りこなしてやるぅ!むしろ、楽しんでやるんだーーー!!! 気付いたら、私は両手を逆ハの字にして思いっきり、雪の空に突き出していた。 時間の経過と共にさらに頭に雪が積もる。 、、、さむっ。 少し出るだけだと思って家着で飛び出して来ちゃってた。 お家でホットミルクでも飲もっと。 さぁ、やりますかね。 このがんばった知識のゆき先が私を支えてくれる。 大丈夫。だって、私、こんなに発想できてるもの! (了)

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