連載小説
放課後透鏡連盟
作品紹介
学生にとって「何に所属しているか」は案外重要らしい。 部活にも入っていない。 クラスのグループにも属していない。 恋人もいない。 そんな高校一年生の和堂尊は、自分を「何にも所属しない人間」だと思っていた。 ある朝、教室の窓際で見つけた一つの虫眼鏡。 昼休みに届けることになった一通の手紙。 屋上にいる自分たちを見つけた少女たち。 日常の中に転がる何気ない謎に触れていくなかで、尊は少しずつ他人の「見えているもの」と「見えていないもの」に気づいていく。 そしてある日の放課後、自らを「三鷹山のホームズ」と名乗る自称探偵・家入柚と出会い、尊の運命は変わっていく。 これは、何にも所属しない少年が誰かと誰かを繋ぎながら日常に潜む小さな謎と向き合っていく── そんな日常系青春ミステリー